Vol.77 日本で投資することの意義
株式投資などリスク商品を運用していると、このまま続けていてもいいのか・・・と迷う時期があると思います。そこで今回は、迷ったときの支えになればという気持ちを込めて、今の日本で、投資をしていることの意義を考えていきたいと思います。
株式投資などのリスク商品に投資していると、疲れることがあると思います。特に、日経平均株価は3ケタ上昇しているのに、持ち株は連動していないときや、ことさら銘柄入れ替えをする考え(必要)がない中での変動など、ただ待っているだけの状況を強いられることもあるでしょう。
仕事で疲れて、運用でも疲れるのはツライですよね。でも、リスク商品に投資することをキッパリやめたいと思いますか?
本来、投資とは言わない無謀なリスクを取って、資金ショートすれば、やめざるを得ない人はいるでしょう。でも、このブログでもみてきたように、金融商品の特徴を理解して、商品の長所を活かせるような使い方をし、成績としては、良いときも悪いときもあるリスク商品だからこそ、特徴の異なる商品を、市場動向を意識しながら、組み合わせていけば、貯蓄オンリーの運用を上回ることは、それほど難しいことではないと思っています。
同時に、1つ1つのリスク商品を使いこなす経験は、確実に、自分自身のスキルになっていきます。世界的にみれば、先進国といわれる日本ですが、金融においては、かなり深刻な後進国です。昨今、日本企業が打ち出す、買収防衛策をみても、まるで鎖国をしたいのかと言いたくなるような、先々をみれば業界において日本だけが取り残されかねない防衛策が認められようとしています。
のちのち、金融後進国の象徴的な出来事となるのでしょう。
残念ながら、一朝一夕に投資スキルや金融のしくみが身に付くことはありません。そして、リスク商品に投資すれば、天からお金が降ってくるわけでもありません。仕事同様、運用には絶えず努力が必要です。だから、疲れるのです。
最近少しだけ、株主価値を意識する側面から、株式投資に対する認識が変わり始めたようにも思いますが、まだまだ誤解の多い投資への認識が日本にはあります。
1つ1つの投資で、思い悩んだり、猛烈に反省したりするその1つ1つが、『一生使える投資スキル』を磨いているのだと思います。定年後も、産休中でも使える、『一生使える投資スキル』を仕事とともに、続けていくことは、ツライけれど、きっと、役に立つはずです。
但し、特に20代・30代の場合には、結婚・出産・転職・独立など、さまざまな夢とのバランスを考えながら、その生活環境で無理のない、リスク許容度の範囲内で投資と付き合っていくようにしましょう。
1.投資スキルや金融のしくみは、一朝一夕では身に付かない!
2.投資で、悩んだり、反省したことが、『一生使える投資スキル』になる!
野尻美江子
共通テーマ:マネー
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 株の投資の初心者 (2011-11-12 19:57)